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活動報告

日刊新聞で竹繊維強化プラ材料が掲載

同志社大学工学部の藤井透教授と大和合成など産学官グループは、竹繊維で強化したプラスチック「竹繊維強化グリーン複合材料」の安定量産技術を確立した。ガラス繊維を含有した従来プラスチックに比べて軽量化できるほか、放置竹林対策にも役立つ。

自動車部品や家電、食器用途などへの活用を期待しており、09年度の事業化へ向けて広く産業界や自治体に 技術の活用を呼びかける。

竹から直径0.1mmー0.2mm、長さ10mm程度の竹繊維を取り出し、これをポリプロピレンやポリ乳酸と 混合、最大で竹繊維60%と高含有のプラスチックに仕上げる。 自動車部品などに使われるガラス繊維10%含有の従来材料と同等の強度や剛性を持つ一方で軽量化でき、代替を狙う。

竹繊維含有のため石油系プラスチックの使用が減り二酸化炭素削減にもつながる。 安定供給も見込め、放置竹林対策など環境保全材料として広く活用を呼びかける。
この複合材料は経済産業省の地域新生コンソーシアム研究開発事業として、大和合成、兵庫県立工業技術センター、神鋼造機、ヨードクリーン、岩本金属製作所、バンドー化学、神戸製鋼所の産官学で開発した。

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